旭興・渡辺酒造酒蔵紹介
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所在地 栃木県那須郡黒羽町大字須佐木797−1 電話 0287−57−0107 FAX 0287−57−0457 杜氏 南部杜氏 大沼由孝 主な使用米 山田錦・五百万石・美山錦・日本晴 使用水 八溝山系伏流水 芭蕉の里・黒羽の酒蔵 観光蔵でないため、蔵見学はご遠慮くださいとのことですが、どうしても、と言う方は事前に電話してみてください。 |
| 初代は新潟県出身の杜氏である。自分で酒造りがしたいと、この山深い地で明治25年に酒蔵を開いた。販路は地元だけという典型的な地酒だが、8年度の全国南部杜氏自醸清酒鑑評会で5位に入賞したり(杜氏にとっては大変名誉である)、全国新酒鑑評会で金賞や関信越国税局の酒類鑑評会で優秀賞など、数多くの栄誉を得ている。4代目社長の渡辺脩司さんは「うちの酒は味はさらりとした中にも深みがあるんです」と話す。熱心な問屋さんや小売店の方が時折遠方から仕入れしたいと訪れてくれると言うが、「地元のお客さんを大事にしたいので申し訳ないのですがすべて断っています」と話す。そこには吟醸や純米酒などの特定名称酒を除いて、すべて地元産の「日本晴」を使って造る蔵元としてのこだわりがある。 | ![]() |
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芭蕉が「奥の細道」の道中、もっとも長く滞在したといわれる黒羽。芭蕉が深く愛した地である。八溝山系の麓から中腹に位置し、まわりは、山、山、山、山である。空気も水もすべてがきれいで、なるほどいい酒が出来るという実感が涌いてくる。とりわけ水が大変すばらしく、水をもらいに来る人がかなりあるという。その自慢の水を飲ませてもらったが大変冷たく非常においしかった。蔵の中にある井戸から豊富に水が出るため自家用の炊事にも使っていると言うが、奥さんは「夏は冷たすぎるので汲み置きして使っているんです」と贅沢な悩みをこぼしていた。ここからほど近いところに名刹、雲厳寺がある。黒羽に来たらぜひこの寺を見てください。 |
| 初代が、新潟県出身の杜氏だったためかどうか、渡辺酒造では、東京農業大学醸造科を卒業した後継者の息子さんが「初代の人がどんな気持ちでいい酒を求めたのか知りたい」と、現在群馬県内で杜氏修行中である。現在の杜氏さんである大沼さんも、ここに来るまでは大きな蔵で酒造りをしていたが、定年を機に「自分が、本当にうまいと思うこだわりの酒造りをしたい」といい、この蔵に向かえられた。息子さんが修行を終えて帰ってきて、現杜氏のもとで新たな修行を始めるときには、今以上にすばらしい酒が出来るだろうと脩司さんも期待している。室の中に入れてもらうと、さまざまな種類の道具が保存されていた。 | ![]() |
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それらはすべて酒造りのために手作りされたもので、形も大きさもさまざまで、一番作業がしやすいように自然とこの形になったという。酒造りも手作りならそれ以前の道具も手作りである。その道具自体も機能美をもっていると思われた。それらの材料である欅の丸太も、道具がいつでも作れるようにと、蔵の裏に置かれてある。また、予備のための井戸がやはり裏に掘られているが、まだ一度も使ったことがないほど水量は豊富である。黒羽は八溝山の緑と那珂川の清流に恵まれ、古くから城下町として栄えた歴史ある町だ。那須高原とは違った落ち着いた雰囲気が味わえる。黒羽はまた、鮎の名産地である。那珂川の天然鮎を肴に地酒旭興をぜひ飲んでください。 |
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旭興・渡辺酒造の蔵元、渡辺脩司さんの話しです。 「うちの酒は、吟醸や純米酒などの特定名称酒を除いて すべて地元の米を使っています。造られた酒は、ほとんどが地元で飲まれています。 明治25年の創業ですが、大正元年に、水を求めて今の場所に移転しました。 酒の味は、さらりとした中にも深みがあります。」 (平成9年9月、那須高原酒房・まかべ酒店に於いて談) |